偶然見つけた長蛇の列

今日の帰り道、前方からなにやら威勢のいい声が聞こえてきたので何事かと思ってたら、デモ行進でした。うわー生デモだよ初めて見たっていうか感動だよ。思わずどこまで続いてるのかと進んでくる方向へ行ってみたよ…残念ながら途中で帰り道から外れたので断念したけど。色んな旗を掲げてて、かなり多くの公務員関係な方々がデモってたようで。公務員てヒマなんだなーなんて思ったりしつつじっくり見せていただきました。以下感想とか。


反対事項

カンペ見ながら叫んでるお姉さんが印象的だったので、その人が反対と叫んでたことだけ印象に残ってた。思い出せるだけで5点を上げてみる…うん、核実験反対ってのはいいこと言ってるようだけどこんなとこで叫んでないで北朝鮮に言ってね。少なくとも上の4つと違い日本ではやってないだろ。
私が見た列では大半が「教育基本法改悪反対」と書かれた横断幕とかゼッケンとかプラカード持ってたので多分これがメインなんだろう。「子供の感情を縛るな」とか「思想をなんたら」とか書いてあった気がするんだけど、一体何をもって「改悪」として、何をもって「子供の感情を縛る」としているのかがわからぬ。不勉強な私の知る限りでは「愛国心を育む教育を」とか追記するだけだった気がするんだけど、これのどこが「感情を縛る」行為なんだろ。思想の自由が保障されてる日本において、国の方針ひとつで感情や思想が強制されるとでも思っているんだろうか…もしそうなら、警察による誘導のもとで呑気に「はんたーい!」なんて言ってられないと思うんだけど。誘導されるどころか警察によって鎮圧されてるんじゃないのかねぇ…つくづく平和ボケの多いこと。反対すること自体はどうでもいいけど、その思想・行為が自由であると保障されているという現実と、その幸運をまず自覚しろと言いたい。良かったね、ここが日本で。
他のことはとりあえず政府のやってることに反対と叫んでるだけだろうと判断。そういえば与党のやることにはとりあえず反対する党とかありますな。
国民投票のことはイマイチ理解してないのでなんともだけど、テロ対策うんぬんで反対ってのはどうも「自分は手ぇ汚したくないんで」と言ってるように思えてならないわけだが。

歩く人たち

ざっと見て回った印象だけど、PTAの役員とかやってそうなオバサマたちは熱心に教育基本法改悪反対!と叫んでた感じ。割と先頭らへんだったのかな…このへんは横断幕や鉢巻やゼッケンやプラカードを持ってたし。やってそうな、なんて曖昧なのは残念ながらここらの人が持ってた旗を見落としたからだ。横断幕や必死ぶりに目が行ってしまい、旗に関心が向いたのは随分後だった。
先頭集団から少し離れると、突然5℃くらい温度が下がる。手にしているのは自らの所属を示す旗くらいなもので、寄せ書きみたいな横断幕とゼッケンだけになって、もう次の集団では旗しか持ってない。しかも「反対!」とすら言ってない。しばらくしてカンペお姉さんの集団にさしかかるものの、お姉さんが言ったことを反芻してるだけで声は小さい。そこからまたしばらく声も上げず歩いてるだけの集団に差し掛かる…空腹なのか、道沿いにある店への関心話や雑談をしつつ歩いてるだけのところもあった。
また別の集団には杖ついて誘導されてる人や、車椅子を押してもらってる人もいた。

で。

趣旨に賛同し、望んで参加してる人は全体の何%なのかが気になった。
それにしてもデモ行進てちゃんと道路仕様許可取ってるのな。許可申請とかめんどくさそうなのに、わざわざ町中を叫びながら練り歩く為に手続きするとか信じられん…