あしおと

遅くなった帰り道のこと。いつも静かなので本当に工事してるのかと気になってた阪急建て替え工事の現場、空圧ブレーカの音が鳴り響いていた。独特の金属音、地面に伝わる振動。
…ああ、着々と解体進んでるんだ。一向に進まないように思えた工事が、確かに進んでいる。少しずつ、少しずつ、たとえ歩みは遅くとも、着実に。


なんとなく、取り残されているような気がした、秋の夜。